看護師の不足の現状:2014年度版

看護師の不足の現状:2014年度版についてご紹介!


看護師の不足の現状

ずいぶん以前から看護師不足が叫ばれていますが、看護師不足はいつごろから始まったのでしょうか?そして看護師が不足する本当の原因や、なぜ看護師不足は解消されないのかなどを検証していきたいと思います。実は日本では戦後の看護師不足に対応するための、暫定措置として准看護師制度が設けられました。

つまり看護師不足は今に始まったものではなく、戦後の時点で医師不足と看護師不足は深刻な問題だったのです。その准看護師制度も近年ではますます高度な専門的知識や、技術が要求される看護師のためにも日本看護協会が廃止を希望しています。しかし幅広い労働条件の看護労働力を求める、日本医師会などの反対に遭いなかなか実現していません。

看護師不足の背景には、看護師の離職の問題があります。離職の理由は妊娠や出産が最も多く、次に結婚や子育てが続いています。しかし看護師が離職する本当の理由は夜勤や残業などの過酷な勤務状況や、パワハラや苛めなどの人間関係だとも言われています。

それが証拠に病院などの医療機関で働いている看護師は全国でおよそ66万人いますが、看護師の資格を持ちながら看護師として仕事をしていない潜在看護師の数は60万人以上にものぼるとも推定されるからです。看護師の離職率が高くなると看護師不足になり、病院など働く看護師にさらなる負担が掛かり、看護師の離職率がさらに高くなるという悪循環が続いています。

さらに看護師の離職に追い討ちをかけたのが2006年の診療報酬改定に伴う、7対1看護配置の導入だとも言われています。従来よりも手厚い看護を行うために患者7人に対して看護職員1人という、この7対1の看護配置基準の制定は中小病院の看護師不足をさらに深刻にしました。

一見すると看護師の過酷な勤務体制の改善に繋がると思われますが、実際にはもともと看護師が不足しているわけですから、この7対1看護配置の導入で規模が小さい病院の看護師不足をさらに深刻になりました。次に厚生労働省が考えたのは、2008年度から始まったフィリピン人看護師の受け入れです。

日本政府とフィリピン政府が経済連携協定(EPA)を締結し、フィリピンの看護師の資格を持ち3年以上の実務経験があるフィリピン人が6ヶ月の日本語研修を経て、病院などで実地研修を行い日本の看護師の国家試験に合格すれば日本で看護師として働くことができます。

今ではフィリピンだけではなくインドネシアやベトナムからも、同じように看護師の受け入れを行っています。さらに日本での看護師の国家試験には難しい漢字や医療の専門用語があるため、今後はすべての漢字にカナをふるように決定しました。

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